岩手県一関市花泉町の「唐獅子土蔵」を視察しました。

2024年4月15日(月)、岩手県一関市花泉町で、職人社 秀平組(岐阜県高山市、代表 挾土秀平)が修復した「唐獅子土蔵」を視察しました。

この土蔵は、1895(明治28)年に建てられたもので、気仙の左官職人「吉田春治」が率いる4人の左官集団が、生涯に4棟建てた土蔵の内の1棟です。

東面に左右一対の唐獅子像が設置されているところから「唐獅子土蔵」と呼ばれています。

吉田春治は「奇跡のような腕と感性をもった左官職人」といわれ、この土蔵は「日本の左官技術の粋を集めた土蔵建築の最高峰」と評されています。

しかし、東日本大震災で甚大な被害を受け、崩壊寸前に。

唐獅子の漆喰造形や磨きの技術など、現代では再現の難しい技法が使われた貴重な遺構を、将来に継承していくため、当機構のパートナーでもある職人社 秀平組が約12年の歳月を費やし修復を行いました。

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職人社 秀平組の皆さんと森田理事長(前列左から3人目)

修復前
修復後

森田理事長と挾土代表(右)