COLUMN コラム

公共と民間

12.1 2025
MON

 「公共」という字を広辞苑で引くと「社会一般」とある、それではと「民間」を引くと「世の中」とある。なんだ、同じではないかと安堵した。西周(にし あまね)が【Public】という英単語を「公共」と翻訳して早や150年だ。【Public】の中には「おおやけの」という意味の【Official】と、「共通の」という意味の【Common】と、『開かれた』という意味の【Open】が含まれているらしい。ところが、日本の公共といえば「官庁」に相当寄っている印象を受ける。
 公共業務を従事する人は公務員が主だろうが、日本はやたらと少ない(約6%)。OECD加盟国平均の約1/3にも満たない。高い印象のある北欧(約30%)はともかく、『小さな政府』を国策とした英国や米国でさえ3倍以上だ。ならば、公務員を増やせばという短絡的な方法ではなく、民間企業が何とかせねばなるまい。