COLUMN コラム
四季
1.19
年末にニュースを見ていたら流行語大賞の発表をしていた。その中に見慣れない言葉「ニ季」という言葉をみつけた。聞けば「四季がなくなり、夏と冬の二つの季節になったこと」を指すとのこと。確かに実感はある。では秋はなくなったのか?そんなことはない。
サトウハチローが作詞した「ちいさい秋みつけた」という童謡がある。とてもいい詞である。皆がつい見過ごしてしまうことに目を向ける感性が良い。秋が短くなり、消えそうな今だからこそ、季節の移り変わりに心を澄ませる”サトウハチロー的感性”が大切だ。身の回りには間違いなく小さい秋は潜んでいるし、それを見つけた時、季節は自分にとって格別の意味を持つはずである。
じゃあ、私にとっての小さい秋とはなんだろうか?
パッと浮かんだのが「プロ野球 ドラフト会議」だった。あぁ、毎年10月末のドラフト会議が秋の訪れを伝える情景だったのか。己の感性に狼狽した。
普段の暮らしの中で、小さい季節の気配を感じられる”サトウハチロー的感性”を磨こうと切に思う、真冬の朝である。