COLUMN コラム

白秋

12.22 2025
MON

 地球温暖化がすすみ、夏から冬、冬から夏と、「このままだと春と秋が無くなってしまうんじゃないか」という話を耳にするようになった。そういえば、週初めまで30℃近くあった気温が、たった3日で10℃ほど下がった。「いつのまにか」という表現がぴったりのこの時節の移り変わりが、私は大変好きだ。日本特有の何でも受け入れる風土は、世界中からイベントを次々と迎え入れて、私のカレンダーは何ともかまびすしい。
 話は変わるが、誰もが口にする「青春」という言葉は、その昔、中国で人の一生を【色】と【季節】で表したからだそうだ。だから「朱夏」「白秋」「玄冬」と続く。明治の頃、それをペンネームにした詩人がいた「北原白秋」という。当時は変な名前と子供心に思ったが、たいしてファンでもなかった私が覚えているのは、実に粋だからだ。