COLUMN コラム

大相撲欧州巡業

7.6 2026
MON

 昨年のロンドンに次いでパリで行われた大相撲の欧州巡業が大好評のようだ。国技なので否定されるよりはいい。大銀杏を結った力士たちがシャンゼリゼ通りを闊歩する様はきっと人目を惹くだろう。

 ん、大銀杏⁉ すると小銀杏もあるのでは?(またぞろ私の面倒くさい性格が騒ぎ出す)あった!大銀杏は武士、小銀杏は町人がする丁髷だ(こういうのは私以上に面倒くさい立派な方が調べてくれているはずなのだ)。あるわ、あるわ、十数種類もある。

 丁髷ブログではないので詳細は省くが、中国から入ってきた烏帽子が流行し、頭が蒸れるので始まった。武士の時代には、兜を被るともっとひどくなるので、頭部の髪を剃った月代(さかやき)が流行り、そのときどきの必要性に駆られ、見た目も重なりながら変遷してきた事が良くわかる。明治維新が始まり、世の中【総ザンギリ頭】となったはずが、力士さんだけよくならなかったなあと感心(神主さんでさえ変わっているのに(笑))。

 物事の多くは機能性から入り様式美を加える「わたり六分に景四分」とした千利休の慧眼には恐れ入るが、大銀杏は「景四分」かもしれない。そういう事を考えながら、ちょっと展開が早めの大河ドラマで、役者さんの髪型の移り変わりを見ている(笑)。

Photo: Like tears in rain / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)