COLUMN コラム

まちスポ(まちづくりスポット)

9.14 2026
MON

 日経新聞の村木厚子さんの「私の履歴書」の文中にこうあった。

『役所にいた40歳ごろ。NPOの支援している学者の方に教わった言葉がある。【0を1にするのはNPOの仕事。1を10にするのは学者の仕事。10を50にするのは企業の仕事。50を100にするのは公務員の仕事。】とても納得がいった。困っている人にすぐ気づくのは現場だ。そこで生まれた実践を理論武装するのが学者。事業として成り立つなら企業が広げる。ペイしなくても必要なものなら制度にするのが公務員だ。』

 まさに同感である。このコラムの最初の頃に書いていた「公共事業と公益事業と収益事業」と、同義に他ならない。
 14年ほど前、NPOを支援するNPOをつくろうと思い立ち、飛騨高山を皮切りに、千葉稲毛、神戸学園都市につくった。その後も北海道恵み野、神奈川茅ケ崎、富山、福岡東、宮城仙台、滋賀大津と続いている。
 日本は、世界一安全安心な国だ。自然災害は多いけれど、それを上回る人と人のつながりがある。そのつながりも、職住近接が壊れ、住まいがマンションになり、隣の人が誰だかわからなくなった。自治会の会長さんや婦人会の部長さんの顔も名前も思い出せない。それを一概に批判するつもりは毛頭ないが、嘆いているだけではつまらない。そこで、新たな関係を地域で持てるように設えたものだ。すべてを解決できるわけではないが、そういうみんなの動画ができた。

※動画「まちづくりスポット」はこちらの『ちょっとIIKOTO』ページに掲載しています。